• 酸素酸の縮合反応
モリブデン、タングステンやバナジウムの酸素酸(オキソ酸)は、酸性条件で脱水縮合反応によりポリオキソメタレートと呼ばれるナノサイズの陰イオン性分子へと成長する。正確な水分量と酸の化学量論を調節することで骨格を制御できる。酸が添加されると酸素原子がプロトン化され、ヒドロキソ化学種が生成する。ヒドロキソ基は陽イオン性の金属イオン中心を求核攻撃しヒドロキソ架橋を形成するので結果として多核化する。そして、プロトン移動による脱水反応が進行すると酸素原子による架橋が形成される。
金沢大学 無機化学研究室
モリブデン、タングステンやバナジウムの酸素酸(オキソ酸)は、酸性条件で脱水縮合反応によりポリオキソメタレートと呼ばれるナノサイズの陰イオン性分子へと成長する。正確な水分量と酸の化学量論を調節することで骨格を制御できる。酸が添加されると酸素原子がプロトン化され、ヒドロキソ化学種が生成する。ヒドロキソ基は陽イオン性の金属イオン中心を求核攻撃しヒドロキソ架橋を形成するので結果として多核化する。そして、プロトン移動による脱水反応が進行すると酸素原子による架橋が形成される。