金属酸化物分子：ポリオキソメタレート

　現代文明を支えるハイテク物質に酸化物がよく用いられる。最高の性質を求めると酸化物にたどりつくことも多く、その分子レベルでの理解が重要となる。電子材料、磁石、超伝導物質、光学材料、半導体、センサー、電池、触媒そして、医薬。金属酸化物はマテリアルの主力物質であり、応用範囲が広くグリーンである。究極を目指すなら酸化物ということも多く、分子レベルでの理解が重要であるため金属を多数含むオキソ架橋分子として固体から切り出した分子の研究が必要となる。現在、ポリオキソメタレートと呼ばれる酸化物分子の化学が急速に発展中です。有機合成のように自在に結合を操り酸化物分子をさまざまな応用分野に最適化できるようにすることが目標です。