金沢大学理工学域物質科学類科学コース 理論化学研究室

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量子トラジェクトリ法による量子ダイナミクスの研究

 光化学反応やプロトン移動反応のように量子効果が大きな役割を果たす系のダイナミクスを実験により測定するのは非常に困難であり、理論的な研究が重要な 役割を果たします。そこで量子波束ダイナミクスはフェムト秒スケールのダイナミクスを扱う方法として利用されています。近年、Wyattらが提案した量子 流体力学に基づく量子トラジェクトリ法は、計算コストが低く、加えて多次元、多準位系への拡張が容易です。我々は二原子分子の光解離反応やプロトン移動反 応のモデル系にこの方法を応用し、フェムト秒スケールの量子ダイナミクスに関する解析を行っています。

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トンネル効果を含むモデルポテンシャルにおける量子フラックス解析

 

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